詐欺広告にご注意!~ダマされないようにするには~

インターネットを閲覧中に表示される広告の中には、あなたを騙して金銭や個人情報を奪おうとする「詐欺広告」が混ざっていることがあります。被害に遭わないための知識を身につけましょう。

よくある詐欺広告の見た目

詐欺広告は、あなたの興味を引くため、あるいは不安を煽るために様々な工夫を凝らしています。

広告にアクセスするとどうなるか

上記のような広告をクリックしてしまった場合、以下のようなことになることがあります。

偽警告の電話番号に掛けるとどうなるか

画面に表示された「マイクロソフト・サポート」などを名乗る番号には絶対に電話をかけないでください

偽ウイルス警告を体験してみよう!

実際にどのようなものか体験してみたい方は、以下のリンクから安全に偽警告を体験できるサイトへアクセスできます。実際の詐欺広告と同じような画面が表示されますが、これはあくまでデモサイトであり、危険はありません。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 - フィッシング詐欺体験サイト

「鍵マークがあるから安心」はもう古い!?

ひと昔前は、ブラウザに表示される「鍵マーク(https)」が安全なサイトの証とされていました。しかし、現在では当サイトのような個人サイトから、人を騙すための詐欺サイトまで、誰でも、無料で、一瞬でhttps化できる時代です。

「https」だからといって、そのサイトが本物である保証はどこにもありません。

そもそも「https」とは何か?

httpsは、あくまで「通信の内容を暗号化して、途中で誰かに盗み見られないようにする」ための仕組みに過ぎません。これを「手紙」に例えると分かりやすくなります。

  • http(昔のサイト): 内容が丸見えの「ハガキ」でやり取りしている状態です。途中で郵便屋さんが中身を読んでしまうかもしれません。
  • https(現代のサイト): 中身が見えない「封筒」に入れて、さらに厳重な「封印」をしてやり取りしている状態です。

「封筒」が安全でも、「送り先」が犯人なら意味がない

ここで重要なのは、「その封筒を誰に送っているのか」ということです。たとえ厳重に封印された封筒(https)であっても、その送り先が「詐欺師」であれば、あなたが封筒に入れた個人情報やクレジットカード番号は、そのまま詐欺師に渡ってしまいます。

「通信が安全(中身が見られない)」であることと、「相手が信頼できる」ことは全くの別問題なのです。

私たちがチェックすべきこと

広告をクリックしてサイトに飛んだ際は、鍵マークの有無だけでなく、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  • ドメイン名(URLの本体)は正しいか: 「amazon」が「amozon」になっていないか、公式サイトのドメインと一文字でも違わないか。
    特に最近は「microsoft」ではなく「rnicrosoft」と書いて騙そうとする場合さえあります。
  • 不自然な日本語はないか: 翻訳機にかけたような違和感のある文章や、フォントが混じっていないか。
  • URLの構造: 複雑に暗号のような文字列が並んでいないか。

「鍵マークがついているのは、今のネット社会では最低限のマナーであり、信頼の証ではない」ということを覚えておきましょう。

ブラウザが閉じられなくなった時の対処法

詐欺サイトの中には、通常の「×」ボタンで閉じられないように細工をしているものがあります。落ち着いて以下の操作を行ってください。

パソコン(Windows/Mac)の場合

  • Windows: キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を同時に押し、タスクマネージャーを起動してブラウザ(ChromeやEdgeなど)を強制終了してください。
  • Mac: 「Option」+「Command」+「Esc」を同時に押し、ブラウザを選択して「強制終了」をクリックしてください。
  • 共通: ブラウザを再度開いた際、「ページを復元しますか?」と聞かれても「いいえ(キャンセル)」を選択してください。

スマートフォン(iPhone/Android)の場合

  • ブラウザのタブを閉じる: 画面右下のタブ一覧ボタンを押し、該当のタブをスワイプして消してください。
  • アプリの強制終了: 画面下から上へスワイプ(またはホームボタンを2回押し)して、起動中のブラウザアプリを上へ飛ばして終了させます。
  • 最終手段: 操作を受け付けない場合は、端末の電源ボタンを長押しして再起動してください。

詐欺広告を報告する方法

被害を拡大させないために、発見した広告をプラットフォームに報告しましょう。

情報セキュリティ対策についてもっと知りたい!

インターネットの安全な利用方法や、最新のセキュリティ情報については、以下のサイトも参考にしてください。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 - セキュリティ対策

まとめ: 広告を掲載している側が言うのもおかしな話ですが、インターネット上で「急いでください」「ウイルスに感染しています」と不安を煽る画面が出たら、それはほぼ100パーセント詐欺です。無視して画面を閉じることが最大の防御です。